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〜つらつら音楽紹介〜 [〜つらつら音楽紹介〜]

みなさんご機嫌いかがですか、リアムンです。

今回は、久しぶりに音楽紹介をします。


今回のアルバムは、 NINA SIMONE『HERE COMES THE SUN』。



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ダイエット中なので長袖ですが気にしないでください(笑)。
さてさてCDと一緒にレコードも写しましたが、このNINA SIMONEという人は、2003年4月21日に他界した女性ジャズピアニストであり、シンガーでもあった方。
1960年代から、ステレオタイプなジャズボーカリストと、色んな意味で一線を画す活躍をした人でした。
当時はあのアレサ・フランクリンと双璧を成す黒人女性歌手と言われていたそうです。


音楽面では、ボブ・ディランやザ・バーズ、ビージーズにビートルズなど、ジャズスタンダードだけでなく彼女が生きた時代に生まれたポップス/フォーク/ロックの名曲を貪欲にカバーしながらも、思想面では公民権運動に傾倒し、黒人開放運動に積極的に参加されました。

しかしながら、そんな既存の枠にはまらない姿勢がショウビズの世界から疎まれ、スターへの道を閉ざされてしまったんです。ようは干されたんですね。

でも華やかな世界にすり寄る事無く、自分の信念の元にピアノを引き続け、歌い続け、素晴らしすぎる歌声を後世に残してくれたニーナ・シモン。
あっ、素晴らしい声と言っても「透明感があって美しい声」だとか「心を浄化してくれるエンジェル・ボイス」なんて奇麗なもんじゃないです。最初に聞いたとき確実に男だと思いましたから。
彼女の声は男性だと錯覚するくらいハスキーで野太い声なんですね。

とにかく声の存在感がごっついんですよ。でもどこか切なさというか諦めというか、達観した雰囲気を感じてしまうんですよねぇ・・・。

美空ひばりさんじゃないですけど、『その人の背負ってきたものが悲しいくらい感じられる声』・・・とでも言うんでしょうか。
とにかく良いアーティストですので機会があればぜひ聞いてください。


そして今回のアルバムは1971年の作品で、タイトル通りジョージの書いた名曲のカバーも入っております。あと「MY WAY」とかヴァレリー・カーターでお馴染みの「O-O-H CHILD」のカバーも入ってたり、ニーナを知らなかった方が最初に聞くにはとてもおすすめですよ。

そういやジャズ評論家でもある大橋巨泉さんは「ニーナ・シモンはジャズじゃない」と当時批評されてたそうですがそんなの関係ねぇ。

ちなみに人形作家の四谷シモンさんは、ニーナ・シモンが好きだったので名前を取ったんだそうです。
こんな事を書いてたら、久しぶりに四谷さんとかハンス・ベルメールの作品が見たくなりました。

という訳終わりです。それではみなさん、ご機嫌よう〜〜

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